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読売新聞でも紹介されました/北京出張2009/11/29

拙著『ワインで考えるグローバリゼーション』が本日付の読売新聞の読書欄でもとりあげられ、慶応大学の渡辺靖先生が書評をしてくださいました。たいへん温かい評で感激しました。

昨日夜に北京から帰り、今日はやや遅めに起きてキャンパスへ。出張中にたまった雑用などを片付けたり、締め切りが近付いている原稿を書きすすめたりの一日でした。

北京出張は、外務省の日中学術交流事業の一環で、立命館大学の国際地域研究所と中国社会科学院日本研究所が中心となって、来年一月に実施するシンポジウムの準備会合でした。

初日は、北京の日本大使館に表敬訪問。夜は中国社会科学院主催の懇親会。

二日目は、全四セッション、まる一日のワークショップ。私も「『白銀資本』と『和平的発展』」というタイトルで短い報告をしました。生まれて初めて自分の報告に通訳がつくとい経験をしました。あらかじめ報告原稿を通訳の方に渡してあったので、アドリヴの余地がなく、平均台を渡るような感覚で話しにくいこと。

でも実は、出番が最後だったので、そこまでの議論に触発されて、アドリヴを追加したくなり、出番直前にアドリヴ部分のメモを通訳の先生にお渡ししてホラをふきました(楊先生、ありがとうございました)。

夜の懇親会後、神戸大学の加藤弘之先生のご案内で、后海と三里屯も見学。グローバルな消費都市としての北京のいまを感じました。

三日目は、朝、天安門広場と故宮を駆け足で散歩。でけー。昨日のワークショップの成果を整理し、ランチは豪勢に(といっても、ひとり2000円もかかってませんが)ラムしゃぶを食べて帰途に。

中国語ができないせいで、これまで正面からは中国を論じてきませんでしたが、今後そうもいっていられないなという思いを強くしました。個人的にもたいへん勉強になった、実り多い出張でした。