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ロールズ2009/05/08

泥縄的な必要があり、いまさらロールズの『万民の法』を読む。

とりあえず前半をざっと読んだメモ。

普遍的社会契約の現実的ユートピア構想という点で、あらゆる社会契約(→超越性の立ち上げ)を拒否するネグリ/ハートの対極。

(ハーバーマス的な)熟議民主主義+デモクラティック・ピース論

リンクレーターによる英国学派の読み換え(カントをグロティアン最左派に位置づけて規範理論として評価する)の議論とも似ている。

国際関係における「厚い無知のヴェール」の条件に関する議論は面白い。

リベラルな民主主義国家
カザニスタン(良識ある諮問階層制国家)
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政治的リベラリズムの壁
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無法国家
破たん国家
仁愛的絶対主義

カザニスタン的国家は政治的リベラリズムの規範の内部に包摂できる

※グレイ(『自由主義の二つの顔』→『グローバリズムという妄想』)のようなリベラリズム批判に対してはどうこたえるのか。