業務日誌 ― 2009/04/08
午前中は、昨夜届いた各方面からのメールに返事。
学部ゼミで配布する資料の作成。
新年度に入ってからの初会議関連の書類の整理。
午後は、学部ゼミ第一回。
「毎年少しずつ鬼ゼミにしていくプロジェクト」発動で、学生たちを脅す。
そのあと大学院のゼミ訪問。
要するに新M1のためのウィンドウショッピングの時間。今年は、事前の打診ですでに二人確定済み。今日は三人ほどあらわれるが、私は本命ではない学生ばかり。たぶんこの二人で確定だろう。
これで今年の院ゼミは、
正規の指導学生として、D2一人、D1二人、M2一人、M1二人。
他ゼミからの聴講生として、D2二人。
外留中の先生からお預かりした院生として、D2一人。
個別指導している社会人院生として、D3一人。
なんだかんだで約10人見ているのか。こうして書き上げると結構大所帯。
ゼミ訪問のあと、その社会人院生の方と一時間ほど面談。今年度前半の段取りを決める。
学部ゼミで配布する資料の作成。
新年度に入ってからの初会議関連の書類の整理。
午後は、学部ゼミ第一回。
「毎年少しずつ鬼ゼミにしていくプロジェクト」発動で、学生たちを脅す。
そのあと大学院のゼミ訪問。
要するに新M1のためのウィンドウショッピングの時間。今年は、事前の打診ですでに二人確定済み。今日は三人ほどあらわれるが、私は本命ではない学生ばかり。たぶんこの二人で確定だろう。
これで今年の院ゼミは、
正規の指導学生として、D2一人、D1二人、M2一人、M1二人。
他ゼミからの聴講生として、D2二人。
外留中の先生からお預かりした院生として、D2一人。
個別指導している社会人院生として、D3一人。
なんだかんだで約10人見ているのか。こうして書き上げると結構大所帯。
ゼミ訪問のあと、その社会人院生の方と一時間ほど面談。今年度前半の段取りを決める。
コマンドリー・ド・ボルドー ― 2009/04/10
ボルドーワイン愛好家の親睦団体であるコマンドリー・ド・ボルドー(ボルドー騎士団)。
世界70地域に支部があり、約5000人の会員がいるこの団体、もちろん日本にも東京、大阪、そして福岡に支部があるのですが、東京では近年、会員の高齢化が進んで、開店休業に近い状態であったところを、有坂芙美子さんが先頭に立たれて、去年から活動を再開されたそうです。
昨年、ひょんなことから東京のアカデミー・デュ・ヴァンで講師を務めた際、有坂さんとお近づきになり、その有坂さんのご推挙で、私も東京支部に加えていただくことになりました。残念ながら、私の入会を承認する総会には、校務で出席できなかったのですが(新宿の柿傳で行われたとのこと、行きたかったなあ)、昨日、たしかに承認された旨、書面が届き、晴れて入会が認められたとのことです。
東京支部の会員は、現在89名。メンバーのリストをいただいたのですが、それは錚々たる顔ぶれで、私なんかが入っていいのかしらとかなり気おくれ。次は七月に親睦のイヴェントがあるとのこと、せいぜい背伸びして参加したいと思います。それまでにワインの本書き上げておきたいなあ。
世界70地域に支部があり、約5000人の会員がいるこの団体、もちろん日本にも東京、大阪、そして福岡に支部があるのですが、東京では近年、会員の高齢化が進んで、開店休業に近い状態であったところを、有坂芙美子さんが先頭に立たれて、去年から活動を再開されたそうです。
昨年、ひょんなことから東京のアカデミー・デュ・ヴァンで講師を務めた際、有坂さんとお近づきになり、その有坂さんのご推挙で、私も東京支部に加えていただくことになりました。残念ながら、私の入会を承認する総会には、校務で出席できなかったのですが(新宿の柿傳で行われたとのこと、行きたかったなあ)、昨日、たしかに承認された旨、書面が届き、晴れて入会が認められたとのことです。
東京支部の会員は、現在89名。メンバーのリストをいただいたのですが、それは錚々たる顔ぶれで、私なんかが入っていいのかしらとかなり気おくれ。次は七月に親睦のイヴェントがあるとのこと、せいぜい背伸びして参加したいと思います。それまでにワインの本書き上げておきたいなあ。
月曜日 ― 2009/04/13
月曜日。朝イチの新幹線で京都へ。
二時間目、「資料研究」。二回生向けの講読授業。ベックとアーリを読む。
三時間目、Socio-Cultural Studies。大学院授業。tourismをテーマに、グローバル化に伴う文化変容について。今年は日本人学生が多く、約半分を占める。ほかは、アメリカからがひとり、韓国からが二人、中国からがひとり、ラオスからがひとり、ミャンマーからがひとり。
五時間目、「国際関係学セミナー」。国際インスティテュート所属の二回生向けオムニバス・ゼミ。昨年インスティテュート所属の一回生向けゼミを担当したせいで、知った顔が多く(というか統計的に言って半数は知った顔)、やりやすい。
夜は京都新聞の記者さんと京都大学の先生がたとご一緒に、京都某所でワインをいただきつつ歓談。初めてお会いした某先生が、途中まで「ワインの山下」と「世界システム論の山下」とを同姓同名(というか、なんとなくよく似た名前の)の別人だと思っておられたよう。
今日は、大学で学生に呼び止められ、このブログを読んでいるといわれる。仰天。
二時間目、「資料研究」。二回生向けの講読授業。ベックとアーリを読む。
三時間目、Socio-Cultural Studies。大学院授業。tourismをテーマに、グローバル化に伴う文化変容について。今年は日本人学生が多く、約半分を占める。ほかは、アメリカからがひとり、韓国からが二人、中国からがひとり、ラオスからがひとり、ミャンマーからがひとり。
五時間目、「国際関係学セミナー」。国際インスティテュート所属の二回生向けオムニバス・ゼミ。昨年インスティテュート所属の一回生向けゼミを担当したせいで、知った顔が多く(というか統計的に言って半数は知った顔)、やりやすい。
夜は京都新聞の記者さんと京都大学の先生がたとご一緒に、京都某所でワインをいただきつつ歓談。初めてお会いした某先生が、途中まで「ワインの山下」と「世界システム論の山下」とを同姓同名(というか、なんとなくよく似た名前の)の別人だと思っておられたよう。
今日は、大学で学生に呼び止められ、このブログを読んでいるといわれる。仰天。
アリギとネグリ ― 2009/04/14
午前中は、たまっている雑用をかたづける。
午後は学生の面談二件。院生ひとり、学部生ひとり。
その後授業のテキストの準備などをして、少し早めに研究室を出る。
アリギとネグリ/ハートの対立点を整理しておきたくて、ふたりの論争が収められているという触れ込みの『新世界秩序批判 : 帝国とマルチチュードをめぐる対話』を、おそまきながら読むが、訳が悪くて閉口。底本はドイツ語のようだが、寄稿者のすべてがドイツ語で書いているわけではないはず。そしてドイツ語からの重訳だと思われる章は特に苦しい。
肝心の論争も、互いに批判しあうポイントが直接には噛み合っておらず、互いに自分の主張を繰り返し、相手の議論の弱点を指摘しあうだけで(それだけなら、それぞれの著作を読めばわかる話なので)、あまり考えが整理されなかった。
結局、ネグリ/ハートは、周期や構造といった「超越的」な概念を分析に持ち込む限り、市場的権力の外部には出られないぞと脅すだけだし、逆にアリギは、いくらモザイク化したといったって、現に南北問題はなくなってないだろうというだけだ。ある程度までは、両者の議論のすれ違いはタイムスパンの問題に解消される。ネグリ/ハートは超長期的に想定される平滑空間の観点から、アリギは世紀単位の長期的観点から、それぞれ眼前の変化の延長線上にある帰結(の幅)を論じている。
午後は学生の面談二件。院生ひとり、学部生ひとり。
その後授業のテキストの準備などをして、少し早めに研究室を出る。
アリギとネグリ/ハートの対立点を整理しておきたくて、ふたりの論争が収められているという触れ込みの『新世界秩序批判 : 帝国とマルチチュードをめぐる対話』を、おそまきながら読むが、訳が悪くて閉口。底本はドイツ語のようだが、寄稿者のすべてがドイツ語で書いているわけではないはず。そしてドイツ語からの重訳だと思われる章は特に苦しい。
肝心の論争も、互いに批判しあうポイントが直接には噛み合っておらず、互いに自分の主張を繰り返し、相手の議論の弱点を指摘しあうだけで(それだけなら、それぞれの著作を読めばわかる話なので)、あまり考えが整理されなかった。
結局、ネグリ/ハートは、周期や構造といった「超越的」な概念を分析に持ち込む限り、市場的権力の外部には出られないぞと脅すだけだし、逆にアリギは、いくらモザイク化したといったって、現に南北問題はなくなってないだろうというだけだ。ある程度までは、両者の議論のすれ違いはタイムスパンの問題に解消される。ネグリ/ハートは超長期的に想定される平滑空間の観点から、アリギは世紀単位の長期的観点から、それぞれ眼前の変化の延長線上にある帰結(の幅)を論じている。
水曜日 ― 2009/04/15
午前中は、学会報告の準備。
昼休みに打ち合わせ。
午後は、学生ひとりと面談のあと、学部ゼミと院ゼミ。
院ゼミは、突然メンバー倍増。
昼休みに打ち合わせ。
午後は、学生ひとりと面談のあと、学部ゼミと院ゼミ。
院ゼミは、突然メンバー倍増。