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旨安ワイン2009/06/08

保育園に行きだしてからというもの、子供が病気続き。
なかなか良いワインをあけるような気分にはならず、さりとて飲まずにはおれぬ夜もあり、安ワインばかり飲んでいる。しかし安いからといって、味わいまで安いワインばかりかというとさにあらず。最近飲んだ旨安ワインを四点。

ヴァルディヴィエソ・エクストラ・ブリュット
各種メディアでさんざん紹介されたので、もう有名なチリの泡専門メーカー。u-2000円ながら、このエクストラ・ブリュットは、たしかにうまい。かんきつ系のトップノーズ、あとから軽く香ばしい香り。偉いのは、二日目になってガスが抜けてきても、っこう飲める味だということ。ベース・ワインの酸の質がいいからなんだろう。

Les Pensees du Pallus, 2005
ロワールの自然派Domaine de Pallusのつくるシノン。安いシノンというと、ピーマンくさい、青くて硬い香りのワインが多いのだけれど、ここは全然違う。みずみずしく、ひんやりしたブルーベリーの香り。控え目でこまやかなタンニン。そして全体をつつむ青いハーブの香り。実は、正月に某ワイン店で求めた福袋に入っていたものだっただけれど、これはもうけもの。

A et P ヴィレーヌ、ブーズロン, 2006
ロマネコンティの共同経営者がシャロネーズでやっているドメーヌ。このブーズロンの品種はもちろんアリゴテ。アリゴテというと、鋭角的な酸と酒かすを思わせる少しもっちゃりした香りが好みを分ける品種。が、これは果実味の凝縮感がすばらしく、かっちりしたミネラルが竹ひご細工のようなストラクチャー。おかけで強い酸にものびやかさを感じる。温度があがると、すこしアリゴテ的なもっちゃり感がでるが、居酒屋的な和食になら、そのほうがいいかもしれないくらい。市価約2500円でこれなら、たしかにお買い得。

エステザルグ, コート・デュ・ローヌ・ルージュ・レ・ゼール, 2004
某ワイン誌で旨安ワイン大賞かなにかに輝いたらしく、いきなり入手が困難になった。エステザルク協同組合がつくるシラーは、とにかくみずみずしく、それでいて濃ゆくて、シラー好きの私にとってはありがたいワイン。

月曜日2009/06/08

例によって、朝イチの新幹線で京都へ。
車中は、メールの返信と授業の準備。

二時間目、輪読。アーリ『社会を越える社会学』第六章。学生は優秀で要約はうまいのだが、それを自分のことばで表現するのにあと一歩。

三時間目、Socio-Cultural Studies。AppaduraiのModernity at Largeの第二章。図式的にしゃべりすぎて、やや学生諸君をおいてきぼりにしてしまう。反省。

四時間目は空きコマ。図書館の書庫で本をさがしたり。

五時間目、オムニバス・ゼミ。今日のクラスはおとなしめに感じる。こちらのコンディションの問題か。

授業後、昨年度自主ゼミで一緒に『帝国』を読んでいた学生のアポで、大学院進学のことで面談。一時間ほど話し込む。